この行事案内は、2017年のご案内です。
診療内容向上研究会 第533回
心房細動の全て
−病態の基礎から最新の診断・治療をわかりやすく解説−
日 時 | 10月14日(土)17時〜 |
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会 場 | 協会5階会議室 |
講 師 | 関西労災病院循環器内科・不整脈科 不整脈治療部門長 増田 正晴先生 |
高齢化社会の進展に伴って、心房細動の罹患者数は増加の一途を辿っている。心房細動は動悸症状のほかにも、脳梗塞などの血栓塞栓症や心不全の原因となる。従来は慢性疾患として、抗凝固療法に加えて、抗不整脈薬を使った洞調律維持や心拍数管理を行いながら、症状の緩和と合併症予防を行うことが治療の中心であった。しかし10年ほど前からカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)が徐々に普及し、心房細動を根治できる可能性がでてきた。最近では、治療機器の進歩が著しく、発作性心房細動であれば60分ほどの術時間で、90%近い成功率が見込まれるようになっており、まさに「一生付き合っていく慢性疾患」から「根治可能な疾患」へと変わりつつある。本講演では、クライオバルーンアブレーションや最新のカテーテルナビゲーションシステムなどを紹介しながら、大きな変換点を迎えている心房細動の治療について考えてみたい。【増田 記】 | |
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