この行事案内は、2018年のご案内です。
診療内容向上研究会 第536回
腹痛を「科学」する
日 時 | 1月20日(土)17時〜 |
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会 場 | 協会5階会議室 |
講 演 | 「腹痛を考える会」 |
■「腹痛を考える会」 内科医3年、救急医10年、最近数年は病理医(丁稚)など。循環器を主体とする大学の医局で研修を始めたため、救急医に転向してから腹痛の診療がうまくできず苦労しました。どうにかならないかと悩んだ結果、解剖学・組織学・発生学など基礎医学の観点から腹痛を考えてみようと思い立ちました。完成まで丸2年かかりましたが、昨年度の恩師の退官記念に【腹痛を「考える」】という単行本(非売品)を出版しました。今回、そのエッセンスをお伝えしたいと思います。 ■講演抄録 腹痛をシンプルに考えてみませんか。消化器・循環器・泌尿器・生殖器など腹腔内には色々な臓器があるため、腹痛診療は苦手だと感じている方は多いと思います。今回の講演では「消化管由来の腹痛」を理解していただくことを目標にしています。覚えることは最小限に絞りました。 講演の後には、 ・「痛かったり、痛くなかったりする」≠「間欠痛」 ・「便秘」≠「左下腹部痛」 ・「心窩部痛+嘔吐+下痢」≠「急性胃腸炎」 ・「虫垂炎の病歴」≠「憩室炎の病歴」 等の理由を納得していただけると思います。 今回の講演会が少しでも先生方のご参考になれば幸いです。診断における重要なプロセスは、病歴・身体診察、それらを基に立てる仮説、鑑別診断を挙げることから成り立っています。 |
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