兵庫県保険医協会

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2012年新年のご挨拶

2012.01.05

新年のご挨拶

国民の幸せが増す年に

兵庫県保険医協会 理事長 池内 春樹

 兵庫県保険医協会会員のみなさま、あけましておめでとうございます。旧年中はお忙しいなか協会の各種行事や署名活動、国会行動にご参加いただき、心からお礼申し上げます。

 昨年はウサギ年、飛躍の年にしようと申し上げたのですが、東日本でマグニチュード9・0の巨大地震が発生し、協会は対策本部を立ち上げ、西宮・芦屋支部も独自に対策本部を立ち上げられ、保団連と協力して被災地支援を行いました。 

 10月に被災地を訪問させていただきましたが、がれきの最終処分もまだという状況で、仮設住宅でのインフルエンザの蔓延が心配されます。
 協会は地域医療を再生するため、保団連と協力して全被災医療機関再建への国庫補助、被災者窓口負担免除の2月以降の延長と対象者拡大を国に要望しています。

 放射能で汚染された飯舘村も訪問させていただきました。もう二度と被ばくの苦しみを招かないように、協会は保団連と協力して、全世界から核兵器をなくし、原発依存から脱却する取り組みを続けています。

 県立こども病院のポートアイランド・神戸中央市民病院隣接地への移転問題では、会員アンケートで多くの貴重なご意見をいただいた結果も踏まえて、移転は2カ所の子ども医療の拠点が1カ所に集約されてしまい、アクセス面・バイオハザード面でも問題があるとして、県当局に現地建て替えを強く申し入れさせていただきました。

 また、会員や患者さん、地域の方々のご協力と署名の力で、中学校卒業までの医療費窓口負担無料化は県下自治体の6割に広がりました。保険でより良い歯科医療の意見書採択も5割以上に広がっています。

 今年は辰年。昇竜の勢いで子どもたちの窓口負担無料化や保険でより良い歯科医療の請願を全県下、そして日本中に広めましょう。 野田内閣は消費税を10%に引き上げ、TPPに参加し、本来は別々に議論すべき税と社会保障を一体改革と称して、政策仕分けを行っています。これらを阻止し、日本国憲法9条、13条、25条を実現し、国連が中長期目標に採用したブータン王国のGNH(国民総幸福量)を日本国も大きく増やす年にしましよう。

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