兵庫県保険医協会

　６月18日は、兵庫県保険医協会の第49回総会です。会員の皆さまのご参加をお願いします。

　安倍政権は、かつてない患者負担増や保険料引き上げを盛り込んだ２０１７年度予算案とともに、介護利用料の引き上げなどを盛り込んだ介護保険制度改悪法案を可決しました。

　協会はこれらに対し、医療・介護の負担増の中止を求める署名に取り組んできました。他にも、神戸でのＧ７保健大臣会合やＲＣＥＰ会合に合わせた関連企画などにより、医療の営利産業化阻止や医の倫理の確立に関して、広範な国民・団体と共同した取り組みを広げてきました。

　また、保険請求対策、審査・指導相談、各種研究会などを充実させるとともに、多数の弁護士参加による保険診療法制研究会の立ち上げ、病院・勤務医に対する組織拡大の強化、広報部門の強化とホームページの充実を行うなど、会員の先生方の多様な要求に応えた活動を行ってきました。

　新年度も、協会の二つの目的「開業医の生活と権利を守る」「住民・患者と共に地域医療の充実・向上を目指す」を忘れず、社会保障拡充、憲法と平和を守る運動に力を尽くします。

　１年間の協会活動報告、新年度方針案、予算案、役員改選の承認をお願いします。

　総会議事後の記念講演では、京都府立医科大学大学院医学研究科・分子標的癌予防医学教授の酒井敏行先生に｢がん治療最前線～分子標的薬トラメチニブの発見」と題して、ご講演いただきます。

　皆さまのご参加お待ちしています。