兵庫県保険医協会

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談話 沖縄県知事選挙結果を受けて

2018.10.15

談話
沖縄県知事選挙結果を受けて
兵庫県保険医協会理事長 西山 裕康

 

 9月30日の沖縄県知事選挙では、玉城デニー氏が過去最高の得票を獲得し、初めての当選を果たしました。玉城氏は、沖縄県保険医協会会長の仲里尚実先生が中心となって結成した「沖縄県知事選挙有志の会」が推薦し、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設阻止を訴えていました。

 今回、兵庫協会は、これまでの協会の「沖縄・普天間基地を無条件撤去し、辺野古沖への新基地建設計画を中止するよう米国に求める」という評議員会決議、辺野古新基地建設にともなう埋め立て承認を故翁長雄志沖縄県知事が撤回したことを69・3%の県民が支持しているという「沖縄県民の民意」、沖縄県の医師・歯科医師の仲間たちによる推薦と支援要請が行われたという3点から、沖縄の基地を私たちの問題としてとらえ、協会として機関決定し、非力ながら「有志の会」に対し支援を実行しました。ご協力いただいた方々に心よりお礼申し上げるとともに、喜びを分かち合いたいと思います。

 この選挙の最大の争点は、日本国全体の安全保障にかかわる基地問題でした。また、地方に対する経済的「援助」と引き換えに、地方の自然環境を犠牲にし、そこに暮らす人々の安心・安全な生活を奪うという国と地方の関係、言い換えれば地方の自治権・自立権が問われました。このような国による弱者コントロールの手法は、米軍基地だけでなく原発や産廃処理場、ともすれば医師や医療機関の配置に至るまで、ありとあらゆる方面で見られ、単に一地方の一問題ではありません。

 玉城氏が当選を果たしたものの、厳しいいばらの道は続きます。国は法的手段で対抗し辺野古埋め立てを強行しようとするでしょう。国の方針を覆す司法の判断は困難なことが予想されます。

 両候補の得票率は55・1%と43・9%でした。私たちがまずなすべきことは、沖縄の豊かな自然を守り、経済の発展をもたらし、沖縄の負担と県民の分断を解消することです。

 今後もこのような機会があれば、その時々の情勢と民主的討議を踏まえ支援を行いたいと考えています。 

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